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小紋の魅力を楽しむ

2024/09/23
桜の柄の生地

和遊館丸豊のサイトをご覧いただき、ありがとうございます。今回は私、鈴木(男性スタッフ)が、小紋の魅力についてお話しいたします。

着物の種類の中で小紋は、まるで洋服でいうところのシルクのプリント柄ワンピースのような存在です。その多くは型染めの技法によって美しい模様が繰り返し全体に染められています。型紙は巾、長さが決まっているので作成した同じ型紙で白生地の上に置き繰り返し染めていきます。ツイードスーツ生地のような紬の織物に比べて、小紋はフェミニンでお洒落な印象を持っています。

「応用の巾があり、求めやすいのが魅力」と語るお客様も多くいらっしゃいます。お稽古着として、観劇やお食事に、時には披露宴や二次会、パーティ、お茶会にも着ていける範囲が広いのが特徴です。また、価格もお手頃で、10万円台から20万円台で手に入るため、着物初心者の方にも非常に親しみやすい一枚と言えるでしょう。改まりすぎないので今の忙しい現代人にはぴったりの着物といえます。

小紋は初心者の方にも入りやすい入門編的な着物であり、きものを知り尽くした方にとっても最後に深い味わいを見出すことができる、まさに「小紋に始まり小紋に終わる」と言われるほどです。その小紋の伝統的な美しさを感じながらも「今」を意識した現代的なお洒落も楽しむことができます。

特に春の装いには、桜柄の小紋がおすすめです。桜柄の着物は、花が散ってから着ているのは野暮(やぼ)とされるほど、限られた「賞味期限」があります。開花の前から着始め、花が散るまでの「季節限定」で着る桜柄のきもの。その美意識を感じながら装う瞬間は、きものだけが持つ贅沢な醍醐味と言えるでしょう。通常、このような季節の花が描かれているお着物は季節を先取りして着こなし、季節が終わるよりも少し早めに次の季節の花柄に移行していくのが通とされています。このあたりは、洋服でも先取りの方がオシャレなのと同じですね。

ここでは桜柄のお着物の季節に対しての適切な着る時期を紹介してますが、

もう少し具体的に書くと、桜の木の幹が書いてあるような構図デザインのお着物は桜が散る時期に着るのが野暮とされますが、桜の花や枝であれば年中いつでもOKとされています。確かに桜は日本中でどこかでは一年中咲いています。

桜の木

桜の種類・名前。

  • ソメイヨシノ(染井吉野)は日本の桜の代表格
  • ヤマザクラ(山桜)は和歌にも詠われた日本古来から伝わる野生種
  • オオシマザクラ(大島桜)は桜餅を包む葉でもおなじみ
  • エドヒガン(江戸彼岸)は彼岸桜とも呼ばれ名木も多い
  • ヤエザクラ(八重桜)は八重咲きの桜の総称

お客様も、全体に広がる桜柄の模様の小紋を手に取り、「春が楽しみ!」とほほ笑んでいました。桜柄の着物をまとうその贅沢さは、大人の女性にとって特別なエレガンスを感じるひと時かもしれません。

あなたもぜひ、和遊館丸豊で小紋の魅力に触れ、きものライフを楽しんでください。

・小紋の続き。。。

桜桟敷の小紋×袋帯セット

今回ご紹介する小紋のお着物は「京都嵐山のさくら桟敷」さんの

桜柄 小紋×桜柄 袋帯セット

「京都嵐山さくら桟敷」とは?・・・染色メーカーさんの着物ブランドです。

(HPより参照)

京都嵐山の桜桟敷

-さくらと月に魅せられて―
京都嵐山で着物製造メーカーとして創業以来一貫して「月とさくら」だけにこだわり物づくりをしているメーカー。
月とさくら

業平の歌のように私たちの心を虜にしてしまう「さくら」はつぼみの時から咲くのが待ち遠しく心が浮き立ち、満開の時はもちろん見事ですが散り時もまた風情があります。又、掘り下げていくと「月とさくら」は神秘的な関わりがありさくらが咲くのは月の影響によるところが大きいと言われ大変相性が良いようです。このように素晴らしく不思議な魅力を持つさくらをもっと身近に生活の中でも皆様に楽しんでいただきたい。このような思いを込め「月とさくら」を永遠のテーマとして私共は今後も取り組んで参ります。

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こんにちは、着物愛好家の皆さん!今日は心が躍る、とっておきの情報をシェアしたいと思います。京都嵐山にある着物メーカー「さくら桟敷」から、新作の小紋と袋帯セットをご紹介します。

古都京都の職人技が光る「さくら桟敷」
京都嵐山といえば、風情溢れる美しい景観と伝統的な職人技術が融合した場所として有名です。その中心に位置する「さくら桟敷」は、古き良き日本の美を現代に伝える着物メーカー。そんな「さくら桟敷」さんから届いた新作セットは、まさに日本の美意識が詰まっています。

小紋の魅力:日常を特別な時間に
今回の小紋は、柔らかでありながらも品のある色合いと細やかな桜柄が特徴。手触りはしなやかで、着心地も抜群です。コーディネートの幅が広く、普段のお出かけから友人とのランチ、さらにはちょっとしたパーティーまで、幅広く活躍します。

袋帯でワンランク上の装いに
セットの袋帯は、シンプルながらも上品な桜柄のデザイン。小紋との相性も抜群です。袋帯特有の華やかさを取り入れることで、装いが一気に格上げされるのがポイント。結びやすさも考慮されており、初心者でも安心して使えます。

季節を感じるデザイン
「さくら桟敷」の小紋と袋帯セットは、季節感を大切にしたデザインが特徴です。春の桜、夏の涼やかな水面、秋の紅葉、冬の雪景色といった四季折々の風景が描かれており、着るたびに季節の移ろいを感じることができます。

一度訪れてみたい古都嵐山「さくら桟敷」
さくら桟敷さんの着物を着て京都嵐山を訪れるのも一興です、古都の風情を感じながら、雰囲気も最高です。

・まとめ

京都嵐山の「さくら桟敷」から届いた小紋と袋帯のセットは、ただ美しいだけでなく、着る人の心を豊かにしてくれる逸品です。特別な日のための一着を探している方や、日常をもっと特別にしたい方にぜひおすすめです。皆さんも、一度この美しさを体感してみてはいかがでしょうか?

次回も素敵な着物情報をお届けしますので、お楽しみに!

続く。。。

アートを着る「型絵染め小紋」(かたえぞめこもん)

「型染め」の小紋のなかでも、アート感覚、工芸作品ともいえる「型絵染め」。シルクにプリントしたような小紋ですが、同じプリントでも染色作家が染めるいわば「デザイナーズブランド」の小紋の雰囲気。小紋自体がカジュアルな着物とはいえ、作家の個性が光り、背筋をピンと伸ばして着たい、ちょっとしたよそいきの着物でもあります。「型絵染め」といえば日本の染色界のトップ作家。

芹沢鉄介:せりざわけいすけ(1895〜1984年)が考案。

グリーン無地の真綿紬帯に替えて、少し気軽に。

顔料と植物染料によるビビッドな色彩。紅型の色を原点に、深みのある簡潔な色使いです。

翔子さんは「緑は自分では着ない色ですが、一見強く感じる模様の緑、意外にしっくりしますね」。

婦人画報参照:

写真は、芹沢の精神を継承する作家;添田敏子さんの作品1,

添田敏子さんの作品2

独特のモチーフと色彩が重なり、温かみのある絵画的な物語世界。「きものから元気をもらえそう」。

洗練されたお洒落着としてパーティやレセプションへというときは、シンプルで格のある工

芸的な帯で。プライベートに気軽に着るなら、ざっくりとした紬帯などもよいでしょう。ヨーロッパの古い町並みにも溶け込みそうな、世界に通じる「アートな」きもの、きりっ

とモダンに着こなした翔子さんです。

芹沢銈介

芹沢銈介さんは、日本の染色工芸家。静岡県静岡市生まれで、静岡市名誉市民。文化功労者。重要無形文化財「型絵染」の保持者。(人間国宝) 民藝運動の共鳴者でもあり、提唱した柳宗悦さんとともに日本各地を訪ねて民芸品や民具を調査をされました。20世紀日本の代表的な工芸家として内外から高く評価されています。

芹沢銈介さんは、明治28(1895)年静岡市葵区本通に生まれました。

東京高等工業学校(現・東京工業大学)工業図案科卒業後、生涯の師である柳宗悦さんと、沖縄の染物・紅型(びんがた)に出会ったことを契機に、型染めを中心とした染色の道を歩み始めます。芹沢さんには色彩と模様に対する天与の才能があり、従来の染色の枠組みにとらわれない、新鮮で創意あふれる作品を次々と制作しました。芹沢さんは非常に多作で、また染色にとどまらない幅広い仕事をしましたが、生涯を通じて明快かつ温和な作風を貫いており、多くの人々に愛好されました。

その評価は国内にとどまらず、昭和51(1976)年にはフランス政府から招聘をうけてパリで大規模な個展を行い大成功をおさめました。同年に文化功労者となり、昭和59(1984)年4月、88歳で惜しまれつつ永眠されました。

太陽web

静岡市立芹沢銈介美術

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