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工房見学

【沖縄編①】読谷山花織(よみたんざんはなおり)

2017/05/11

※読谷山花織事業協同組合さんにて撮影

今回は、仕事と工房見学を兼ねて沖縄に来ています。中部国際空港セントレアから約2時間30分。沖縄に着いてから最初に訪れたのは、那覇空港から北に車で40分ほど走ったところにある読谷山花織事業協同組合さんにお邪魔しました。

【技術・技法】

読谷山花織は、紋(もん)織物の一種だそうです。読谷山花織は絹糸や綿糸で、染料は福木(ふくぎ)、車輪梅(しゃりんばい)、琉球藍などの植物染料を主に用いています。模様(柄)を表すのに花綜絖(はなそうこう)を用いる「経浮(たてうき)花織」「緯浮(よこうき)花織」と「手(て)花織」があります。

※花綜絖(はなそうこう)・・・織機で経糸(たていと)を上下に開きわけ、織物の組織や模様に合わせて緯糸(よこいと)が通る杼口(経糸と緯糸を交差させるために経糸を上下に分けて開けた緯糸の通り口)をつくる装置です。

または経糸(たていと)を引き上げ、緯糸(よこいと)を通すあきをつくる作業をいいます。動画では、柄によってロットの何番目の花綜絖(はなそうこう)を踏んだらどこの柄が出てくるかわかるのでそこに緯糸(よこいと)で花糸を織り込んでいくと柄が織りあがると説明してくれています。

経浮(たてうき)花織は布の幅の経糸(たていと)方向、又は緯糸(よこいと)方向に色糸を用いて模様を織ります。手花織は、手で色糸を縫い取るように模様を構成して織ります。

 読谷山ミンサーは「グーシ花織」とも呼ばれ、綿糸を用いた細帯で、模様を表すのに紋棒又は花綜絖(はなそうこう)を用いて織ります。

※読谷山花織については下記サイトも参照しております。

読谷山花織事業協同組合

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